無実の男が2度目の釈放 42年間の監獄生活の後で

 【4日付ニューヨークポスト】マンハッタン地区連邦裁判所は4日、刑務所に40年以上収監されていたブロンクス区出身の男性の釈放を命じた。45日以内に実施される予定。
 この男性はデイビッド・ブライアントさん(61)。18歳だった1975年、8歳の女児を暴行し殺害した容疑で逮捕された。76年に有罪判決を受け、25年から終身の刑に服していた。ブライアントさんが2010年に雇った新しい弁護士が、ブライアントさんの血液や精液の検査を初めて実施。その結果、女児の衣服に残された犯人のものと思われる精液とブライアントさんのものが一致しないことが判明した。犯行当日、警察に事情聴取された際にブライアントさんが着ていた白い服に血痕がなかったことも無罪の証拠として採用された。さらに弁護士は、長時間にわたり尋問を受け、殴られるなどして自白を強要されたと主張した。このため13年にはブロンクス区地方裁判所の決定により一度、釈放されている。
 しかしその1年後に高位裁判所が判定を覆したため再収監となり、今回は担当のポール・カステレイロ弁護士が連邦裁判所に訴えて釈放を勝ち取った。同弁護士によると「ブライアントさんはうれし涙にくれている」というが、ブロンクス区検事局は、控訴する意向を表明している。

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