NY市で25匹の里親募集 ハリケーン被害のプエルトリコから

 【5日付amニューヨーク】ニューヨーク市を拠点に活動する動物保護団体アニマル・ライトハウス・レスキュー(ALR)が、ハリケーンで甚大な被害を受けたプエルトリコのシェルターから25匹のイヌを引き取り、市内で里親を探している。
 ALRがプエルトリコで運営している野良イヌのシェルターが、ハリケーン「マリア」の直撃を受けたため、ALRの代表タニア・アイゼンスタインさんは現地に出向き、シェルターにいる全てのイヌを検査した。その中の1匹を帰りの飛行機に乗せ、残りは後日移送し、合計25匹を市内のシェルター2カ所で受け入れた。アイゼンスタインさんは、「プエルトリコでALRは、飼い主と離れ離れになったイヌや、捨てられたイヌの世話をしている」と説明している。
 9月28日には動物救助の専門家や獣医らがプエルトリコを訪れ、生後1カ月から6歳までのイヌやネコを保護。ニューヨークに到着した後、永久的な里親が見つかるまで35カ所で一時的に預かる予定だ。一部は、マンハッタン区アッパーウエストサイドのシェルター、キャンプケイナインにも預けられる。
 17日にはイヌと一緒に運動するイベントも企画しており、参加料は全てALRの活動資金に充てられる。

ニューヨークに移送されるイヌ。ALRのフェイスブックより

ニューヨークに移送されるイヌ。ALRのフェイスブックより