2017年12月13日 NEWS DAILY CONTENTS

火遊び注意で集団暴行 CUNY職員の男性が重傷

 【7日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市立大学(CUNY)の職員の男性が6日、スタテン島で十代のグループから暴行を受ける事件が起きた。
 CUNYスタテン島校(CSI)で、学生リーダーシップ育成コーディネーターとして勤務するロバート・キーさん(49)は同日正午ごろ、大学へ向かって歩いていたところ、十代のグループがプレイグラウンドで火遊びをしているのを見つけ、やめるよう注意した。腹を立てたグループの1人がキーさんの後頭部を殴ると、他の者たちもキーさんに殴る蹴るなどの暴行を加えた。キーさんは、同島内の病院へ搬送され、肺虚脱および顔面のあざの治療を受けた。
 火遊びから火災には至らなかったものの、6人以上いたとみられる加害者グループは現場から逃走し、警察が行方を追っている。
 CSIで貧困学生のために食料の配給を行っているキーさんは、昨年のNY1のインタビューで、「お腹が空くと集中できないため、貧困学生たちは講義に出席することができない。食料の配給は不可欠である」と話すなど、積極的に学生支援を行っていた。CUNYの広報担当は、キーさんを「CISにとって貴重な正規職員の1人である」と述べた。

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