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【24日付メトロニューヨーク】コロンビア大学はこのほど、ニューヨーク市内の街路樹について、柵で守られた街路樹はそうでないものと比べて、雨水を約6倍の速さで吸収するとの研究結果を発表した。街路樹は豪雨などの災害時に水を吸収することで氾濫や雨水の流出による汚染を防ぐ役割があるとされ、街路樹の周りに柵を設置する動きが高まりそうだ。
研究ではマンハッタン区モーニングサイドハイツの樹木を調査。柵がない樹木は歩行者や散歩中の飼いイヌに踏まれることで、水分吸収率が減少するという。市内に約68万本ある街路樹のうち、柵で守られているものは約14%にとどまり、研究者らは柵設置の必要性を唱えている。
市公園局は雨水流出を「湿地、河川、湖、沼、海洋の主要な汚染源」とみている。同局によると市内で毎年10億ガロン(約38億リットル)以上の雨水が街路樹によって吸収されるといい、研究者の代表は「市内の街路樹全てが柵で囲われれば、雨水処理能力は格段に上がる」としている。 同局によれば、誰でも自宅前の樹木に柵を設置する請求ができるという。

柵が設けられたマンハッタン区の街路樹(photo: Yuriko Anzai / 本紙)
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