東京都、NYで女性起業家支援 APT Women

 東京都が事業拡大を目指す女性ベンチャーに対し短期集中型育成プログラムを提供する新規事業、アプトウィメン(APT Women)のピッチイベントと展示会が1月30日、マンハッタン区のマイクロソフト・テクノロジー・センターで行われた。
 選抜された10人の女性起業家は、約3カ月の日本国内研修を終え、約10日間の海外派遣を体験。介護のスケジュール管理をシステム化した「ShareONE」、日本製シルク100%で作った多目的ドレスの「popupdress」、 沖縄のサンゴを破壊から守るための「サンゴに優しい日焼け止め」などの起業家が参加した。
 グローバル展開を試みる起業家には、投資家や新規顧客に対して短時間で分かりやすく事業説明するプレゼンテーション、「ピッチ」を英語で行うスキルが必要不可欠となる。この日は10人がそれぞれ約5分間のピッチを経て、来場者からの質疑応答へと続き、実践へとつながったようだ。
 同プログラムは、ロールモデルとなる女性ベンチャーを創出し、事業をサポート、現代の女性に起業という新しい生き方の選択肢を示すことが目的。第1回目の成功から、今後の盛り上がりに期待が高まっている。

左から起業家の高尾一美さん、呉屋由希乃さん、河本扶美子さん、岩瀬惠理さん、伊藤由起子さん(photo : Mai Tomono)

左から起業家の高尾一美さん、呉屋由希乃さん、河本扶美子さん、岩瀬惠理さん、伊藤由起子さん(photo : Mai Tomono)