2018年4月10日 NEWS

ヒップホップでブロンクス愛発信 地方文化や動物園を紹介

【8日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブロンクス区の著名ヒップホップ歌手、グランドマスター・メリー・メルさんとグランドマスター・カズさんはこのほど、ブロンクス動物園と同区の文化を発信するオリジナル曲を発表した。同園で今月末から開催される、同区の文化を紹介するイベント「ブギーダウン」の開催に先駆けて書き下ろしたという。
「アニマルズ・アンド・エム・シーズ」と題するこの曲は、ゾウの鳴き声を模したトランペットの音色やガラガラヘビを思わせるマラカスの音に合わせて始まる。「公園に降り立ったノアの箱船のよう。半分散歩道で半分サファリ」「じいちゃんの動物園じゃない。新しいもの続々。ゾウだけじゃなく他にももっと。ライオンに、トラ、クマ、キリン…」と、同園で見られる動物を歌詞に盛り込んだ曲は地元愛にあふれている。2人は同イベントでコンサートも行う予定だ。
イベントでは他に、同区在住のグラフィティアーティスト、クラッシュさんが、へビに絵の具を付けてキャンバスの上を歩かせて描いた作品なども展示。同園のイベント担当、レイチェル・リブレッティさんは「多様な文化が花開くのはブロンクスならでは」と話した。

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