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【25日付ニューヨークポスト】通勤に片道90分以上かける「スーパーコミューター」が、ニューヨーク市近郊で60万人に達しているとの調査結果を、不動産情報サイト、アパートメントリストがこのほど発表した。
米国勢調査局によると、全米での平均通勤時間は片道26分。同サイトは国勢調査のデータを基に、スーパーコミューターが全米に約400万人いることを割り出した。2005年から16年の間に15.6%増加している。
ニューヨーク市近郊では住民の6.7%に当たる61万6787人がスーパーコミューターで、全米で4番目に多かった。家賃高騰で遠距離通勤を余儀なくされるのに加え、公共交通機関の遅れも通勤時間が長くなる一因と指摘されている。市内で公共交通機関を使う通勤者の割合は通勤者全体で平均38.6%であるのに対し、スーパーコミューターは68.5%に上った。
全米でスーパーコミューターが最も多いのはカリフォルニア州ストックトン市。住民の約10%が、サンフランシスコ市のシリコンバレーまで、片道約80マイル(約130キロメートル)を車で通うという。同サイトで分析に当たったシドニー・ベネットさんは「通勤に片道2、3時間かかると、往復では就労時間とほぼ同じ。嘆かわしい」と話した。
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