Dr.ロバート・コレス 新カイロ色々ポキポキMY LIFE 第38回 腰痛とカイロプラクティック

 腰痛にはさまざまなケースがあります。筋肉疲労の場合は揉んだり、はりを打ったりすれば治るかもしれませんが、全ての腰痛がそれで解決するわけではありません。安易にマッサージやはり治療に行けば腰痛が治ると考えるのは禁物です。

◆急性腰痛と慢性腰痛
 腰痛は大きく2つに分けられます。

【急性腰痛】一般に「ギックリ腰」と呼ばれるものです。くしゃみや咳などの衝撃や、重いものを持つ、急に腰をひねるなどの動きにより、腰に急激な負担がかかることで起こります。この場合は筋肉の炎症を抑えるために冷やしながら腰に負担をかけない体勢(横向きで寝る姿勢)で休みます。「冷やして」休む。これが非常に大事です(温めた方が良い場合もあります)。その上で、カイロプラクティックなど適切な治療を継続的に受ければ早期回復が望めます。

【慢性腰痛】腰痛が長期にわたるケースです。一時しのぎに痛み止めを飲んで痛みを紛らわす人もいますが、痛み止めは長期的に使用すると血流悪化、胃や腎臓の機能低下、肥満などの副作用を引き起こします。家庭でできる対処法は、お風呂につかり温まる、腰痛を緩和する適切な体操をする、など。根本的な解決には、カイロプラクティックの施術を継続的に受けるのが望ましいです。

◆腰痛の複雑な原因
 慢性腰痛の人は椎間板や仙腸関節が炎症を起こしていることが多いため、背骨や骨盤を調整して動きを改善することが大事です。骨盤は1つの骨ではなく、1つの仙骨と2つの寛骨(腸骨・恥骨・坐骨で構成)で作られるため、可動性があります。左右の寛骨が仙骨を中心としてバランスよく使われていれば骨盤のズレは生じません。しかし、日常生活で行うさまざまな動作が、骨盤のずれを引き起こすのです。
 カイロプラクティックの施術は、腰や骨盤のゆがみを根本から改善し、自然治癒力を引き出します。カイロプラクターは、施術の中で正しい姿勢や、腰や骨盤周辺の柔軟性、安定性を高めるためのトレーニング法について指導し、腰痛になりにくい体作りを手伝います。腰痛で悩んでいる人は、ぜひ当院までご相談ください。

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プロフィール
Dr.ロバート・F・コレス
ラトガース大学卒業、NYカイロプラクティックカレッジ卒業、35年の実績・慢性神経の痛み治療の専門医

ジャパニーズ・アメリカン・カイロプラクティック・オフィス
211 E 43rd St, Suite 609(bet 3rd & 2nd Ave), NYC
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