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【6日付amニューヨーク】ニューヨーク市内で働く黒人女性は、白人男性だけでなく白人女性と比べても賃金が低く、その格差は全米平均を上回ることが、スコット・ストリンガー市会計監査官が3日発表した報告書で明らかになった。
同会計監査官が2016年に市内で働く正規雇用者の賃金を分析したところ、黒人女性の年収中央値が4万1431ドル(約461万円)であるのに対し、白人男性は7万4288ドル(約827万円)、白人女性は6万724ドル(約676万円)だった。換算すると、白人男性が1ドル稼ぐところ、黒人女性は57セント、白人女性は82セント稼ぐことになる。また、白人男性が稼ぐ1ドルに対するニューヨーク州平均賃金は66セント、全米平均は63セントだった。
報告書は、10年から16年の間に学士以上の学位を取得した25歳以上の市内在住の黒人女性は14.5%増加しているのに比べ、同程度の学位を取得した市内在住の白人女性の伸び率は9%だったとして「市内の黒人女性の教育水準が向上していることを考慮すると、慢性化する賃金格差は危惧すべき問題である」と指摘。同会計監査官は声明文の中で、賃金格差の根底には「組織的な女性蔑視と人種差別」があるとして、州や市の雇用における差別禁止条例を強化するなど「市の指導者は早急に具体的な行動を取るべきだ」と訴えた。
同報告書は、今月7日の「黒人女性の均等給与日」に先駆けて発表。非営利団体イコール・ペイ・トゥデイによると、黒人女性は白人男性の平均年収に達するためには8カ月多く働かなければならないという。
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