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ニューヨーク在住の映画監督で映像プロデューサーの佐々木芽生(めぐみ)さんが製作・監督したドキュメンタリー映画「A Whale of a Tale(邦題:おクジラさま〜ふたつの正義の物語)」が、17日からマンハッタン区グリニッチビレッジのクアドシネマで公開されるのに先立ち、同区アジアソサエティーで8日夜、上映会が行われた。
同作品は2009年公開の米映画「ザ・コーヴ」をきっかけに世界中から注目を集めた和歌山県太地町のイルカ漁と、同町の人たち(漁師、町長、小学校教師、イルカ博物館館長)、反捕鯨団体シーシェパードの活動家や日本人環境活動家、米国人ジャーナリストの視点を幾重にも重ねて描いたもの。その過程で自然や野生動物との関わり、文化、宗教、グローバリズムにおける東西の分断が浮き彫りになっていく。
上映後の質疑応答で、イルカ漁を肯定も否定もしない中立な描き方に終始したのはなぜかとの観客からの質問に佐々木さんは、「映画を観た人がそれぞれ感じて取ってほしい。(肯定・否定の)どちらかに組することで新たな憎しみを重ねたくない。分断が進む今だからこそ」と答え、拍手喝采を浴びた。
17日からの公開の詳細は15面を参照。

上映後、質疑応答に応じる佐々木監督(左)とアジアソサエティー副会長のトム・ナゴルスキーさん
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