ワシントンハイツに待望のゲイバー ボクサーズNYC

 【13日付amニューヨーク】マンハッタン区のチェルシー、ヘルズキッチン、アッパーイーストサイドにスポーツゲイバーを展開するボクサーズNYCが10日、ジョージ・ワシントン橋のふもと、マンハッタン区のワシントンハイツに新店舗を開業した。同店の共同経営者、ロブ・ハインズさんは、「ワシントンハイツからはるばる(チェルシー店などに)やって来る客が多い」ことから、地元ゲイバーの需要は高いと判断、開店を決意したという。
 ワシントンハイツは家賃が比較的手ごろなことから、近年、ミレニアル世代が多数流入。ゲイバー「ノーパーキング」が2014年に閉店して以来、同地域に住むLGBTQ(性的少数者)は、マンハッタン区北端インウッドの「カストロ」が最寄りの店だった。
 「私たちは忘れられた存在だった」と話すジャマー・ウイルソンさん(40)は、「わざわざグリニッチビレッジなどまで出かけていたがその必要がなくなった」と喜ぶ。
 店はブロードウェーと159丁目の角。10日のオープニングイベントには数百人が詰めかけ、店の前は長蛇の列ができた。同店ではラテンナイト、カラオケパーティー、ドラァグナイトなどを日替わりで開催。ハインズさんは、「男性も女性も来てほしい。誰もが楽しめる店にしたい」と抱負を語った。

ボクサーズNYCの公式ホームページより

ボクサーズNYCの公式ホームページより