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【5日付ニューヨークタイムズ】シアトル市に本社を置くインターネット通販大手アマゾン・ドット・コムが「第2本社」の一部をクイーンズ区ロングアイランドシティー(LIC)に置くことで最終調整に入ったことが分かった。バージニア州北部、アーリントン郡クリスタルシティー近郊と分割して設置する。交渉に詳しい関係者が明らかにした。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は同社幹部と10月に面会。州から巨額の補助金を提供すると申し出たという。クオモ氏は記者団を前に5日、「(第2本社設置は)経済活性化の強力な後押しとなる」と話していた。同社幹部らは計3回、LICを訪れていた。
同社は第2本社について「シアトルの本社と完全に同等」としながらも、LICとクリスタルシティーを同等に扱うのかは明らかでない。同社はニューヨークに既に1800人、バージニア州北部とワシントンDCに2500人の従業員を擁する。
同社は昨年9月、第2本社の新設計画を発表。238の市や地域が誘致に乗り出した。今年1月、北米の20都市が最終候補地として絞り込まれた。同社はおよそ20年間にわたり50億ドル以上を投資、5万人の雇用を生むと述べてきた。
LICは1990年のシティグループのオフィスタワー建設を皮切りに、ビルの建設ラッシュが続く。2010年以降に建設されたアパートビルは41軒。LIC北部は市で最大級の公共住宅が立ち並ぶ住宅街となっている。第2本社がLICに置かれれば、ニューヨークは名実ともに主要な「テクノロジー都市」となる。しかし近年のLICの急成長の陰で苦しむ製造業など地元の小規模ビジネス従事者の不安は拭いきれず、人口流入への懸念もある。

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