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【9日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区ユニオンスクエアを拠点とする出版社、ソーホープレスの創始者の1人で推理小説家でもあったユーリス・ユリエビクスさんが9日、心臓病のためブロンクス区で亡くなった。75歳だった。
1943年、バルト3国の1つ、ラトビア生まれ。50年、難民として来米。米軍除隊後の68年、出版業界に入った。映画監督で作家のニコラス・メイヤーを発掘し「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険〜ワトスン博士の未発表手記による」(74年)の編集に携わった。このホームズのパスティーシュ(作風模倣)はベストセラーとなり76年に映画化された。
86年、「大手出版社が出せないような本を出したい」と、友人のローラ・チャプマン・フラスカさんと、夫のアランさんとともにソーホープレスを創業。大手出版社の場合は通常、1万2000部を売らないと収支が合わないところを経費を切り詰め、4000部でも収益が上がるよう工夫し、話題作を次々と世に送った。2007年出版のエドウィージ・ダンティカによる自伝作品「愛するものたちへ、別れのとき」は、全米批評家協会賞を受賞した。自身も05年に推理小説「ザ・トルドー・ベクター」を出版。06年の引退後は執筆活動に専念した。11年にはベトナム戦争での経験を基に、スリラー小説「レッドフラッグズ」を著した。

ユーリス・ユリエビクスさん(左)。ソーホープレスの公式ホームページより
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