花や果物がドレスに? アート登場 アンダース・フィフス・アベニュー

 ハイアットグループのホテルの1つ、マンハッタン区のアンダース・フィフス・アベニューは、同ホテル5番街沿いの一角で色とりどりの花やイチゴなどを身にまとった女性たちのイラストを公開している。
 ニューヨークを拠点とする若手女性イラストレーター、メレディス・ウイングさんの作品。ウイングさんは2014年にインスタグラムで作品の発信を開始。生花や野菜、果物、お菓子などをドレスの一部やアクセサリーとして使う立体のスタイルが注目され、米国を代表するファッションブランド「コーチ」などともコラボレーションした実力派だ。
 今回公開された作品には、背景に同ホテルやニューヨークの街並みも。黄色いマフラーの先端にレモンをあしらった女性が描かれた壁は扉になっており、地下のダイニングバーに続いている。
 同ホテルは公立図書館に面した1階のスペースにテナントを入れずにパブリックアートを展示するプロジェクトを進めている。定期的に内容を変え、文化を発信する場所としてニューヨーカーが集う場所にしたいという。

Kaori Kemmizaki