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【27日付ウォール・ストリート・ジャーナル】マンハッタン区ミッドタウンに本社を置く製薬大手ファイザーは近年、がん治療薬の開発に力を注いでいる。20年前はがん治療薬は全く扱っていなかったが、現在ではFDA(米食品医薬品局)の承認を受けた4種類を含む17種類を販売する世界最大手に成長した。
英市場調査会社、エバリュエートファーマによると、新たながん治療薬の発売により、ファイザーの2018年度の売り上げは83億ドル(約9073億円)に到達。19年度は同社創業以来初めて、がん治療薬の売り上げが同社の代表商品の売り上げを上回ることが予想されている。同社がん治療薬部門責任者のアンディー・シュメルツ氏は「がん治療部門はファイザーの中核要素の1つ」と胸を張る。
同社は以前、高コレステロール血症治療「リピトール」や高血圧治療「ノルバスク」、勃起不全治療「バイアグラ」などで年間数十億ドルを売り上げていた。しかし特許切れにより収益が減少、穴埋めのため、08年にがん治療薬開発専門の部署を設立した。トップクラスの科学者の雇用や著名ながん治療専門家との協力により、同分野の強化と新薬開発の迅速化を図ってきた。06年には同社初となるがん治療薬「サテント」がFDAの承認を受けていた。
現在では、昨年末に承認を受けたばかりの4種類の新薬を含む17種類の抗がん剤を販売し、その数は業界トップ。乳がん治療薬「イブランス」は、18年の発売開始から9カ月間で約30億ドル(約3280億円)と、同社のがん治療薬の中で最高水準の売り上げを誇る。
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