スタテン島にアウトレット開業 NY市初、「振興の節目」

 スタテン島の北部沿岸に15日、ニューヨーク市初となるアウトレットモール「エンパイアアウトレッツ」がオープンした。この日22店舗が営業を開始、夏にかけてさらに18店舗が加わるという。カーブドニューヨークが17日、報じた。
 モールがあるのは同島セントジョージ地区のフェリー乗り場そば。34万平方フィート(約3万1590平方メートル)の敷地に、ナイキやオールドネイビー、アメリカンイーグルなどの著名ブランド直営店が並ぶ他、シェイクシャックやマモウンズファラフェルなどの飲食店もある。今後ファッションショーやライブ演奏などのイベント、体験型動物園の開園なども予定されている。
 店舗数は今後100店舗まで増やす計画。今夏までに1250台が駐車できる駐車場、客室200のホテルが開業し、同島での1200人の新たな雇用が期待されている。記事によると計画は波乱続きで、工事の遅れによる開業日の延期や、話題になっていた世界最大級の観覧車の建設中止などがあった。
 モール建設計画の承認手続きを進めた同島北部沿岸地区を代表する市議会のデビ・ローズ議員(民主)は、15日、オープニングセレモニーのテープカットに参加。モールの開業を「島の振興の大きな節目」と呼んで歓迎した。同日夜、モールは島内外からの買物客でにぎわった。

ニューヨーク市観光局のツイッター(@nycgo_press)より