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マンハッタン区とクイーンズ区に4店舗を展開する創業22年の独立系書店チェーン「ブックカルチャー」が、閉店の危機にある。経営者のクリス・ドーブリンさんは先月24日、デブラシオ市長や顧客に宛て、支援を呼び掛ける手紙を公開した。「アマゾンの時代に、ここでしかできないことがある」と訴えている。
手紙では、電子商取引が台頭する中で、店員との会話や読み聞かせ会、ブックサイン会の開催など書店ならではの魅力を「これこそがコミュニティー」とアピール。1口5000ドルの投資による支援を求めている。クラウドファンディングは行わないが、同チェーンのギフトカードを買うことで少額の支援もできるという。
ウォール・ストリート・ジャーナルが中小企業の支援団体が今年2月から4月に行った調査結果として報じたところによると、同区ブロードウェーの67丁目から104丁目の間で66軒が空き店舗だった。
中小企業の事業支援を巡っては、貸店舗の契約更新の際の交渉条件を定める条例案が昨年秋、市議会に提出。しかし全ての商用テナントを同等に扱うことでかえって損害を受ける企業もあるとして、デブラシオ市長らが反対していた。
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