暑さ警戒、トライアスロン中止に マンハッタン舞台、大会史上初

 (1面から続く)猛烈な暑さを受け、21日に開催される予定のマンハッタン区を舞台にしたトライアスロン大会「ニューヨーク・シティー・トライアスロン」が中止となった。主催するライフ・タイム・トライが18日、発表した。デブラシオ市長は17日、熱波に警戒し同大会を延期するよう提案していた。2001年の大会開始以来、中止となるのは初めて。
 発表によると、熱波だけでなく豪雨や落雷など、ニューヨーク市内で不安定な天気が続いていることが中止の理由。ブランドマネジャーのスコット・ハットマッカー氏はニューヨークタイムズの取材に「天候ばかりはどうにもならない。残念ながらこのようなイベントにはリスクはつきもの」と述べた。一方で、来年からも例年通り7月に開催するという。
 同大会はハドソン川を1.5キロ泳ぎ、アッパーウエストサイドを自転車で40キロ走行、リバーサイドパークからセントラルパークを10キロにわたり駆け抜ける。主催者によると参加登録者4000人中、約1000人は市外からの参加だったという。
 ニューヨークタイムズによると、同大会は昨年も猛暑に警戒し、マラソンの距離を1マイル(約1.6キロ)短縮していた。

ワシントン・スクエア・パークでは芝生で日光浴する人も=19日午後撮影(photo: Yurika Fukagawa / 本紙)