NYPD警官自殺、今年9人目 助け求めた妹「100%NYPDのせい」

 ニューヨーク市警察(NYPD)の男性警官、ロバート・エチェベリアさん(56)が14日、クイーンズ区の自宅で自殺したことが分かった。NYPD警官の自殺は今年9人目。ここ5年の年間平均、5人の倍に迫る多さだ。amニューヨークによると、エチェベリアさんはここ数年、精神状態が不安定で、今年6月には武器を没収されていた。
 エチェベリアさんは勤続25年のベテラン。同紙が妹のエイリーンさんに聞いた話によるとエチェベリアさんは何度も自殺をほのめかし、他人を傷つけるなどと脅していた。エイリーンさんは10回以上、NYPDに精神的な支援を求めた。6月に武器を没収された際も、心理療法士のカウンセリングを受けた後すぐに業務に戻されたという。エイリーンさんは兄の死を「100%NYPDのせい」と非難した。