マンハッタン区ローワーマンハッタンの移民裁判所は10月29日、HIVに感染していることを理由に母国ホンジュラスで迫害を受け、米国で亡命者保護認定を申請していた母と娘に亡命を許可した。
トランプ政権の誕生後、数万人の亡命希望者が国境で強制送還となっている。シラキュース大学が9月に発表した追跡調査によると、亡命の申請ができても認められるのは30%未満だという。30%未満に入った母娘の例をゴッサミストが同30日、報じた。
HIV感染者で同感染者の権利擁護活動家だったアナ・バティスさん(44)は母国で迫害を受けていた。長女のスーザンさん(18)もHIVに感染。そのために学校で日常的に暴行を受けていたという。バティスさんは2018年夏、スーザンさんと次女のキラドさん(17)と共にテキサス州の国境を超え米国に入国。米移民局は21歳未満の子どもを扶養家族と認めているが、税関国境警備隊はスーザンさんを成人と見なし、バティスさんと引き離して個別に対応。母国での迫害の信憑性を調べるテストで「合格」したバティスさんは亡命者保護認定の申請を許可され、キラドさんを連れてニューヨーク市の家族のもとへ向かったが、スーザンさんは「不合格」となり、母国に送還された。
バティスさんの弁護を担当したクリスティーナ・ベレズさんは、バティスさんがHIV活動家であったこと、アフリカ系とカリブ系の混血であったことの「二重の差別」を受けていたため、亡命の許可が下りたと分析。キラドさんを出産後にバティスさんが強制的に不妊手術を受けさせられていたことも後押しになったという。
HIV感染の母娘に亡命認定 ホンジュラスで迫害、強制的に不妊手術も
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