これが最後、TAXIカレンダー 移民支援し7年

 ニューヨーク市内のタクシー運転手をモデルに起用した「NYCタクシー・ドライバー・カレンダー」の2020年度版が19日、発売された。運転手たちがユーモアたっぷりに大胆なポーズをとることで毎年話題になったカレンダーも、20年度版が最後となる。
 同カレンダーは、市内在住のフリーランスの写真家、フィリップとシャノン・カークマン夫妻が13年に製作開始。これまでに約7万ドル(840万円)を売り上げ、収益は非営利の移民福祉団体、ユニバーシティセツルメントの活動資金に充ててきた。20年度版で幕を引く理由について同夫妻は地元メディアに、「想像力の限界を感じたから」と話している。
 カレンダーを飾る12人のうち10人が移民。初めて登場するハイチとペルー出身者の他、8カ国から8人が参加。ワイルドな男性陣に加え、女性ドライバー2人も艶やかな笑顔を見せている。14ドル99セント。

「最善の修理方法は、手を止めてカメラの前でポーズをキメることだぜ」と修理中の愛車の前に立つダレクさん(Photo : Shannon Kirkman)
カレンダーを購入すれば移民支援につながる。購入はウェブサイトnyctaxicalendar.comから