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ニューヨーク市交通局(NYCTA)と州都市交通局(MTA)の局長を兼任するアンディ・バイフォード氏が23日、2年余りの任期でMTAの局長を辞任すると発表。ニューヨークタイムズは24日、同氏の功績を振り返るとともになぜ辞任に至ったかを報じた。
バイフォード氏が18年、MTAの局長に就任した際、度重なる遅延や故障に苛立つ市民は、同氏の野心的な計画と積極的な姿勢を歓迎。就任時には史上最低の58%だった定時運行率も、2019年には80%に向上し、故障も減った。そのため、一部の人からは、「トレインダディ」と親しみを込めて呼ばれるようにもなっていた。交通技術に関する知識は「オタク」並み。リーダーシップも兼ね備えた同氏は、ロンドンとトロントの公共交通機関のシステム改革を成功させたことで、内外の輸送業界から長年にわたり注目されてきた。
辞任の理由として同紙は、NYCTAを傘下に置くMTAに大きな影響力を持つクオモ知事との確執を指摘。関係者によると、システム管理の予算をめぐり知事と衝突が絶えず、L線の修復工事についても意見が対立していたという。また、地下鉄改革成功の「手柄」の取り合いもあったとされる。
バイフォード氏の後任には、04年からMTAに入社し、同氏の右腕と評されるスタテン島鉄道の局長、サリー・リブレラ氏が有力視されている。

MTAの公式ホームページより
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