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新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすい高齢者の感染拡大を予防するため連邦政府は高齢者施設への訪問制限を強化、家族が面会ができずにいる。高齢者を施設に残すか、家に連れて帰るか、家族はジレンマを抱えている。ニューヨークタイムズが19日、報じた。
ニュージャージー州バーゲン郡のウエストウッドに住むジョセフ・トリニティーさん(92)は先月末、自宅で転倒し腰骨を損傷。手術後はリハビリのため高齢者向けの施設に入居した。しかし体調は徐々に悪化。家族の支えが衰弱するトリニティーさんの生命線となった。
ニュージャージー州は13日、高齢者施設での家族の面会を禁止。トリニティーさんは毎日、娘のマリーさんに電話をしては蚊の鳴くようなで「家に帰りたい」と話していた。マリーさんの呼び掛けで子どもたちは14日夜、電話で家族会議を実行。翌日、父親を施設から50年以上暮らした自宅に連れ戻した。トリニティーさんは「こんなにうれしいことはない」と涙を流して喜んだという。
高齢者施設の支援をする非営利団体、ロングタームケア・コミュニティー・コアリション(LTCCC)の代表、リチャート・モロットさんによると、面会に訪れた家族が食事の手伝いや服薬の確認をすることから「高齢者は家族の助けがなければ生きていけない」という。モロットさんは、コロナウイルスの感染拡大で「高齢者が愛する家族と離されることが心配」と強い懸念を示した。
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