中国、米に対抗措置を示唆 香港優遇廃止に反発

 【北京共同】中国外務省の趙立堅副報道局長は1日の記者会見で、トランプ米大統領が香港優遇措置の廃止を打ち出したことについて「中国側の利益を損なう言動は断固たる反撃に遭う」と反発し、米側の対応次第で対抗措置を取ることを示唆した。世界保健機関(WHO)脱退の宣言に対しても「自分勝手で、感染症対応の国際協力を破壊する行為だ」と非難した。
 中国が香港への統制を強化する国家安全法制導入を決めたことを受け、米側は対中制裁を科す方針も示しており、米中対立が激しさを増している。
 趙氏は香港優遇措置の廃止は「中国の内政への深刻な干渉だ」と批判した。

記者会見する中国外務省の趙立堅副報道局長=1日、北京(共同)
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