米警察の信頼、過去最低 世論調査、分断も顕著

 【ニューヨーク共同】米国で警察への信頼度が過去最低に落ち込んだことが12日、調査会社ギャラップの最新調査で明らかになった。白人警官による黒人男性暴行死事件の影響とみられ、人種や党派で差が大きいことも浮き彫りとなった。
 警察を「極めて信頼」「とても信頼」と答えた人は48%となり、27年間の調査の中で初めて過半数を割った。警察への信頼度は白人の56%に対し黒人は19%、与党共和党支持者の82%に対し野党民主党は28%だった。
 調査は6月8日~7月24日に、全米の1226人を対象に電話で行われた。

写真は6月、警察によるジョージ・フロイドさん暴行死事件や人種差別に抗議する様子。ブルックリン区で撮影(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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