NJ州ニューアーク市がロックダウン 陽性者が4人に1人のホットスポット

 ニュージャージー州ニューアーク市のラス・バラカ市長(民主)は27日、同市の都市封鎖(ロックダウン)を発表。同日午後8時に発効した。中心部でコロナ陽性者が4人に1人というホットスポットが発生したことを考慮した。ニューヨークタイムズが28日、報じた。

 同州でのロックダウンは3月以降初めて。フィル・マーフィー知事もこの動きを支持している。これにより、市内の飲食店や必要不可欠とされていない商店は午後8時に屋内営業を終了する。バラカ市長は26日の記者会見で「市民の命を守ることが私の使命」と説明し、理解を求めた。

 市内のユニバーシティー病院では、コロナによる入院者数が毎週、倍増。過去3日の陽性率は11%と、州平均の2倍を超えた。特に飲食店やバー170軒超がひしめくアイロンバウンド地区では20〜22日に検査を受けた284人中、84人が陽性。バー、ザ・ディープの経営者、ジョー・ダウナーさんは「蓄えは使い果たした。これで全面閉鎖にでもなればお手上げだ」とため息をついた。同地区ではすでに少なくとも5軒の飲食店が廃業している。

 市関係者は2週間後に状況を再度確認し、ロックダウン命令を見直す考えだ。同州では、ホーボーケン市でもレストランやバーの営業を深夜12時までとする規制を29日から発効する。

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