大統領選挙に対する抗議と略奪を警戒して店舗前に板のバリケードを設置していたマンハッタン区ソーホー地区やミッドタウンにある高級ブランド店などの一部が、板を取り外し始めている。ゴッサミストが11日、報じた。
同区の店舗ではジョージ・フロイドさん暴行死事件に対する抗議活動が活発化した6月に、略奪事件が相次いだことを受け、大統領選挙の前後も厳重に警戒をしていた。しかし選挙から7日間たった11日までに略奪は発生していないため、シャネルやディーゼルなどの一部の高級ブランド店がバリケードを取り外し始めた。イブサンローランの従業員はゴッサミストに、「ニューヨーク市は祝福モードでもう板を取り付ける理由はないと思った」と明かし「板を設置することでさらに不安を高まらせていたと思う。外すことができてとても嬉しい」と話した。