NJ州のコーワーキングスペース  在宅勤務で利用者激減、苦境に

 新型コロナウイルスのパンデミックの最中、ニュージャージー州のコーワーキングスペース(CWS)が窮地に立たされている。ゴッサミストが19日、報じた。
 ビデオプログラマーやフリーランサー、小説家、技術者などが利用していた、CWSとデイケアを併設した同州サウスオレンジのワーク・アンド・プレイは、2月に創業5周年を迎えた。しかし5月になり、在宅勤務が開始されたことで、収益が80%減少したため、閉鎖を余儀なくされた。2013年に、ジャージーシティ初のCWSとしてオープンしたインディーグローブは、多くの金融業者や技術系労働者が利用していた。昨年は大きな収益をあげ、多額を設備に投資していた。しかし、パンデミック開始後2ケ月以内に収益が70%減少したため、今夏に廃業した。
 ニューヨークのHLW建築事務所の研究責任者でミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネスの研究員であるピーター・バセビスさんによると、いまだに営業を続けているCWSは、会員が安心できるようにスペースを改装し、エリアの消毒に務めているという。ダウンタウン・ニューアークのサード・スペースでは、共同スペースにプレキシガラスの仕切りを設置し、手でなく前腕で開閉できるよう、ドアにフックを付けた。また、すべてのメンバーにマスクの着用と頻繁な手洗いを義務付けている。

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