ポートオーソリティー隣に新バスターミナル  8年間と数十億ドルをかけた建設計画を発表

 ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)は21日、数十億ドルの費用と8年間をかけ、マンハッタン区ミッドタウンに、新たなバスターミナルを建設する計画を発表した。ウォール・ストリート・ジャーナルが同日、報じた。
 計画書によると、同区42丁目と8番街のポート・オーソリティ・バスターミナルを運営するPAは、同ターミナルから1ブロック南西に離れた場所に、新たな施設を建設する予定。2026年ごろに同施設がオープンすると、一時的に業務を同施設に移し、既存のターミナルを解体して新しいターミナルを建設する。最終的に2つの施設は9番街の高架および地下で接続され、単一の拡張された複合施設となる。完成は、2030年から31年ごろの予定。同局は、環境再調査のための計画書を連邦政府に提出する予定で、23年に工事を開始することを望んでいる。以前計画されていたターミナル立て替え計画では、100億ドル(約1兆378億円)の費用が推定されていたが、新たな計画はそれを大幅に上回ることが予想されている。計画書に、新たな推定費用の金額については記されていなかった。費用の一部は、敷地内の3つのタワーの開発権の売却によって賄われる可能性があることが示唆されている。1950年にオープンした現在のターミナルでは、1980年代初め以来、大規模な拡張工事は行われていない。
ポート・オーソリティ・バスターミナルのツイッター(@PANYNJ)より

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