NY州、コロナ証明カードの試験開始
ワクチン接種や陰性反応の情報を共有
ニューヨーク州のクオモ知事は2日、コロナワクチンの接種、またはPCR検査での陰性を証明するカードの試験版プログラムを開始したと発表した。同日、ニューヨークポストが報じた。スポーツアリーナや劇場に入る際、このカードを提示することになる。
このカードは「エクセルシオール・パス」と呼ばれ、QRコードを使う。飛行機の搭乗券のように印刷が可能。「ウォレット・アプリ」を使えば、スマートフォンに情報を保存することもできる。クオモ氏は「イベント会場で情報を共有するのに重要や役割を果たす。経済再開を促進し、新常態に一歩近づく」と指摘している。
すでに同日マジソンスクエアガーデン(MSG)で行われた、全米ホッケー・リーグ(NHL)に所属するニューヨーク・レンジャースの試合で試験的に使われた。MSGエンターテイメント社は「エクセルシオール・パスは、市の復活に貢献する。ファンの観戦を解禁したクオモ知事の英断にも拍手を送りたい」と評価するコメントを発表している。
MSGやバークレーセンターなど、少なくとも定員1万人の大規模イベント会場は、先月23日から定員の10%までの観客受け入れが解禁となった。観客は入場する際、コロナ検査が陰性だったと証明することが必要となる。
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