LIRR・運行本数を再度削減 車内が「密」状態と苦情の声

 

 

LIRR・運行本数を再度削減

車内が「密」状態と苦情の声

 

 ロングアイランド鉄道(LIRR)は8日から、運行本数を再度削減した。このため、車内で「密」状態になったと苦情の声が上がっている。同日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

 LIRRを運営するニューヨーク州都市交通局(MTA)は昨年、本数を20%をカット。今回、全路線を対象にさらに25%削減したため、朝のラッシュ時に、30〜60分待たされることになった。また、一部利用者が密状態にある車内の写真を交流サイト(SNS)に掲載。トッド・カミンスキー州上院議員(民主、ロングアイランド選出)は、「健康を脅かす恐れがある」との懸念を表明した。

 LIRRのエング社長はラッシュ時でも77%の列車は定員の半分以下だったと説明。その上で、9日からロンココマ線とバビロン線でそれぞれ1本増やし、ロングビーチ線では1車両足して対応すると述べた。

 LIRRのTrainTimeアプリは、車両重量から混雑具合を判断して表示する。エング氏は、このアプリを活用して混雑車両を避けるよう呼びかけている。

 MTAは、連邦政府の財政支援にも関わらず、歳入不足を解消できずにいる。そのため、 現在コロナ前の63%の本数で運行しているメトロノース鉄道や同70%の地下鉄でも、さらなる本数削減を検討している。

グランドセントラル駅のLIRR、写真はイメージ

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