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ワクチン未接種の警官にマスク着用義務
NYPD警官の接種率、たったの47%

ニューヨーク市警察(NYPD)は、コロナワクチンを受けていない警官に勤務時のマスク着用を義務付けると発表した。19日付、ニューヨークタイムズが報じた。
NYPDの警官は制服3万6000人、私服1万5000人。うちワクチン接種率は47%と低い。NYPDの報道官は「ワクチン未接種の警官は屋内外を問わず、パトカー内でもマスクをしなければならない」と説明。「従わない場合は懲罰の対象となる」としている。実際どのような懲罰を受けるかは明らかではない。さらに、ワクチン接種の有無に関わらず、エレベーター内や市民と接触する際にはマスクなどのフェイスカバーが必要となるという方針も明らかにした。この方針は9月13日に発効される。
しかし、警官がこれに従うかは不明。規則に反し、地下鉄内や裁判所内でマスクをしていない警官の姿がマスコミや交流サイト(SNS)を賑わせ、問題になっている。警官組合の最大組織、巡査慈善協会(PBA)はこの件についてのコメントを控えている。
市では1カ月ほど前、ワクチン未接種の職員は毎週検査を受けるとする方針を発表している。 消防士の54%、教育局職員の60%がワクチン接種済み。現在、市内では16日までの1週間で、1日平均1820人の陽性反応者が出ている。1カ月弱前の3倍で、コロナによる新規入院患者は1日平均86人、死者も1日あたり7人と増加傾向が止まらない。
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