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同時多発テロ後の団結はどこに
20年経過し、分裂する米国

2001年の同時多発テロ事件で、ほぼすべての国民が団結してから20年が経過した今、米国は分裂の危機に瀕している。NBCニュースは10日、世界貿易センター(WTC)のツインタワー崩壊後に生まれた束の間の国民の団結が、失われてしまったことを嘆き悲しむ元建築作業員で活動家のジョン・フェアル氏を紹介した。
ノースウェスタン大学の米国史教授マイケル・J・アレン氏は「米国は、20年前と比べ、自信や楽観性を著しく失った」と指摘。その上で、団結に最初の亀裂が入ったのは、当時のブッシュ政権(子)が、テロ事件を無関係のイラクを攻撃するための口実として使ったことにあると考えている。国内では、数百人ものイスラム系米国人が、テロリスト扱いされるという偏見や差別も生み出した。
ブッシュ政権の外交政策の失敗は、共和党のリーダーシップやヒラリー・クリントン氏のようなイラク戦争を支持した主な民主党員の信用を傷つけた。そして、イラク戦争に公然と反対した数少ない政治家の一人、バラク・オバマ氏を大統領の座に導いた。この時に現れた新たな政治的階級が、ドナルド・トランプ大統領の誕生につながる。この階級は、より対立的で国家への信頼が薄く、パンデミックから気候変動、テロ対策など、あらゆる問題についての合意を困難にし、公共政策の対応を妨げている。
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