ロシア検察、人権団体解散を要求

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共同通信

 【モスクワ共同】ロシア検察当局は11日までに、同国の人権団体「メモリアル」の解散を求めて最高裁に提訴した。法律違反があったとしているが、具体的な理由は明らかにしていない。タス通信が同日伝えた。プーチン政権は反体制派への圧力を強めており、メモリアルは解散要求について「政治的だ」と反発した。

 提訴は8日付。メモリアルは1980年代に前身組織が創設され、ノーベル平和賞を受賞した物理学者の故アンドレイ・サハロフ氏も参加していた。ソ連時代の政治弾圧を記録する活動などで知られるが、プーチン政権下で2016年にスパイを意味する「外国の代理人」に指定された。