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ワクチン有効性確認に「2週間」
オミクロン株、約50の変異

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が報告されて以来、ニューヨーク・タイムズやCNNなど米主要メディアは、ワクチンの有効性などを確認するのに2週間を要するとしている。ゴッサミストは11月30日、「なぜ2週間なのか」について伝えた。
オミクロン株には約50もの変異があるとされており、デルタ株の2倍に上る。ウイルスの研究者らがオミクロン株の攻撃パターンを解明するのは通常よりも難しく、膨大な時間を必要とするため、2週間かかるという。ウイルスに感染してから入院するまで7日から12日程度かかるタイムラグも理由のひとつだ。とりわけ、若年層は重症になる可能性が低く、初期段階でオミクロン株の程度を判別するのは不可能とされる。
ニューヨーク大学のネッド・ランドー教授は「突然変異の数を知り、ショックを受けるとともに驚いた。そして、これが現実であるということを理解するまでにしばらく時間がかかった」と強調。ランドー氏によれば、ウイルスの分離に数日を要した後、2週間ほどで世界中の科学者たちが共有できるようなウイルスの在庫ができるという。また、疑似ウイルスの複製や実験などのプロセスが必要としており「あと2日、あと3日などと積み重ねていくうちに、2週間くらいになってしまう」と話す。
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