謹んで新年のお慶びを申し上げます ジェトロ・ニューヨーク事務所 所長 河本 健一

ジェトロ・ニューヨーク事務所
所長
河本 健一

謹んで新年のお慶びを申し上げます

 デイリーサンニューヨークの読者の皆様、明けましておめでとうございます。

 2022年は、様々な事象が先行き不透明なまま、その幕を開けました。

 COVID-19の感染はこれからどうなるのか、ブースター接種はどれだけの効果があるのか、サプライチェーンの混乱とそれに伴う供給不足やインフレはいつ解消されるのか、バイデン政権の経済対策は首尾よく機能するのか、米国と中国との関係はどうなるのか、そして11月の中間選挙はどのような結果になるのか、等々、不安は尽きません。

 しかし、一方で驚くのは、このような不安定な状況下にあって、米国全体に意外なほど過度な緊張感や悲壮感が漂っていないように思えることです。9.11やリーマンショックなど、これまで数々の困難を乗り越えてきた米国の逞しさ・力強さを改めて痛感します。こうした中、ジェトロでは、今年も日米経済の橋渡し役として、タイムリーな情報発信や時代に即したツール提供を通じて日本企業の米国での事業展開をサポートするとともに、米国内のスタートアップ企業の日本への投資を促進する活動を実施してまいります。ピンチをチャンスと捉える皆様の果敢なチャレンジを、ジェトロは全力でバックアップさせていただきます。

 2022年が「人類がCOVID-19を克服した年」となるよう、そして、皆様にとって輝かしい飛躍の年となるよう、心よりお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。