「ティン·パン·アレー」ストリート誕生
「ゴッド·ブレス·アメリカ」の発祥地


マンハッタン区の西28丁目とブロードウェイの角に2日、「ティン・パン・アレー」の標識が取り付けられた。4日、amニューヨークが報じた。
19世紀末から20世紀にかけ、この辺りには音楽関係の出版社が多く存在。かつて作曲家、作詞家や歌手が頻繁に出入りした、米国のポピュラー音楽の発祥地として知られている。「ティン・パン・アレー」の名前の由来は、この付近を歩いた時に聞こえた、異なる曲を演奏するピアノのコーラスが立てる騒々しさを、路地でフライパンを叩く音になぞらえてつけられた。
しかし、今でも歌いつがれている「私を野球に連れてって」や「ゴッド・ブレス・アメリカ」が生まれたのもここ。東欧からのユダヤ人移民や黒人アーティストに活躍の場を提供し、1880年代にニューヨーク市へ多くの黒人が移り住むきっかけにもなったという歴史的意義は大きい。西28丁目の47〜55番地のビル群は2019年、歴史的建造物の指定を受けている。
この日行なわれた記念式典で、マンハッタン区のレビン区長は「今でも口ずさむ曲は、ここから始まった」とコメント。黒人の歴史家、ジョン・レデック氏は「黒人の歌手や作詞家が初めて名を成したのもここ」と指摘した。地元振興を目指す「ティン・パン・アレー・米国ポピュラー音楽・プロジェクト」責任者、ジョージ・カルデラロ氏は「ここを世界的に有名にしたい」と抱負を語った。

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