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ARのレインボーアート出現
「根深い課題を思い起こさせる」


6月はプライド月間。ニューヨーク市内の随所にレインボーフラッグがお目見えしており、26日には恒例のプライドパレードが5番街を中心に開催される。タイムズスクエアには、AR(拡張現実)を生かしたレインボーのアート「Polar Rainbow」が登場した。1日、タイムアウトが報じた。
イベント来場者は、タイムズスクエアの会場に表示されたQRコードから「Polar Rainbow」アプリをダウンロードすることで、レインボーのアートを見ることができる。アートの近くで写真を撮ったり、「デジタル・ポストカード」を送ったりすることも可能だ。 アートは、ラトビア系英国人のアーティスト、クリスタプス・アンカーンズ氏が制作。
公式プレス発表は「アンカーンズ氏は、虹が北極にも南極にも存在しないという発見に触発された」と指摘。その上で「(ニューヨーク市を通過する)西経74度線上で、北極と南極双方に伸びるバーチャルな二重のレインボーは、偶然にも7番街に沿ってタイムズスクエアを貫く」とアート作品の優美さを強調している。
旧ソ連の支配下にあったバルト三国の市民約200万人が1989年、600キロにわたって腕を組み、独立の意思を国際社会に示した「人間の鎖」にも影響を受けたアンカーンズ氏。今回の企画では、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「両極を結ぶ虹は、根深く残る課題を思い起こさせる」として、連帯や共感を呼び掛けている。


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