防衛相、潜水艦発射型は「有用」

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共同通信
浜田靖一防衛相

 浜田靖一防衛相は8日の衆院安全保障委員会で、今後の防衛力強化策を巡り、潜水艦発射型の長射程ミサイルは有用だとの認識を示した。自民、公明両党が2日に合意した反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を念頭に置いた答弁。憲法9条を踏まえた専守防衛との整合性が問われる中、反撃能力の保有を前提とした長射程ミサイルの議論が加速している。

 安保委で浜田氏は、潜水艦発射型の長射程ミサイルについて、一般論と断った上で「有用なアセット(装備品)だ」と強調した。理由に関し「潜水艦は高い隠密性を有している」と説明。潜水艦発射が可能になれば、相手国は防御が一層困難になるとの見方を示した。