アメリカ妊活便り 第1回 不妊治療でのお悩み、ありませんか?

 

ニューヨークの不妊治療クリニックGFGの
アメリカ妊活便り


第1回 不妊治療でのお悩み、ありませんか?

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 不妊治療はとにかく不明瞭なことが多い。不妊の原因は何か、どのクリニックを選ぶべきか、どんな治療が必要か、治療費にいくら掛かるか、そもそも不妊かどうかも分からない。そんな不安な気持ちを抱えたまま、不妊治療クリニックの門戸を叩くことは決して容易ではない。さらに海外での治療となると、言葉の壁、治療法や考え方、保険制度の違いなど、ハードルはさらに高くなる。

 この新コラムでは、今不妊治療に励んでおられる方、不妊かもしれないと悩んでおられる方が少しでも肩の力を抜いて前へ進んでいただけるよう、米国の最新不妊治療や妊活において大切なことなどをご紹介していきたい。

 

不妊かもしれない
 一般的に、妊娠を望む夫婦・カップルが避妊をせずに性交しても一年以上、女性が35歳以上のカップルは半年以上経っても子供ができない場合を「不妊」と定義づけている。しかし、これらの期間はあくまでも目安であり、子宮や卵巣、精子の状態などによっては年齢にかかわらず早めの対策が必要となる。  夫婦の6組に1組が不妊と言われる現代、不妊は決して珍しいものではない。もし自身の不妊を疑ったなら、できるだけ早めにクリニックを訪れた方がよい。初診の結果、医師のちょっとしたアドバイスで妊娠に至る場合もあるし、不妊原因がある場合はそれを解消しなければ自然妊娠の可能性は極めて低い。

 

“患者”としての経験から
 米国の不妊治療技術は世界でも群を抜いており、特にここNYには多くの不妊治療クリニック、最先端の治療が揃う。その中から自分に合うクリニックや医師と出会い、最適な治療を選択することが妊娠への近道なのは言うまでもないが、これが案外難しい。

 ドクターとの相性、結果の出ない治療への焦りなどから転院する方も。当クリニックにも他院から転院してこられた患者様が多数おられ過去のさまざまな苦悩を耳にするが、中でも自分の意思を英語で明確に伝えることができず、納得のいく治療を受けられなかったという声が多い。当クリニックでコーディネーターを務める朋子もその一人。彼女も米国で長年にわたり不妊治療を経験し、8年前に一女を授かった。大学病院や有名クリニックで治療を受け、そのストレスフルな環境に身も心も疲れ切った”患者”としての経験があるからこそ、今はここでコーディネーターとして、患者様と医師との架け橋として、患者様の気持ちに寄り添ったサポートを行っている。

次回は患者様や朋子の経験も交え、自分に合ったクリニック選びなどについてお話しする。

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