教育インタビュー オンライン塾リザプロ

 

オンライン塾リザプロ

 

子どもたちの帰国に向け、日本の大学受験を考える

〜首都圏の大学入試が厳しくなっている今、帰国子女の特性を活かす〜

 

近年は、文部科学省の要望で首都圏の大学の入試定員削減が求められていることを背景に、一般入試が厳しくなっている。小・中・高と海外の学校でこれらの受験勉強とはほど遠い教育を受けてきた帰国子女の子どもたちには、より狭き門になったかのようにも見られる。一方で、特異な環境で育ったことを強みにした戦略次第では、これらの大学進学も難しくないということが分かった。2020年6月、早稲田大学政治経済学部在学中に起業したオンライン塾リザプロの代表、孫辰洋氏が、自らの経験、起業後の実績を踏まえて、帰国子女の大学受験の”今”について解説してくれた。

 

リザプロ代表 孫辰洋氏

ニュージーランド、米フロリダなどで海外生活を経験。中学生の時、帰国子女入試で日本の中学へ転入し、受験した日本の私立高校での教育も経て、今春卒業したばかりの早大政経にはグローバル入試で合格したという帰国子女を代表する受験成功者だ。そんな彼が声を大にして言うのは「一般入試の受験勉強なんてしなくていい!」。その一言には、ほとんどが現役大学生社員で構成される同社だからこそ「日本一」を自負するバラエティーに富んだ受験資格情報に加え、「日本の子どもたちの自己肯定感を上げたい」と生徒たちに寄り添う若き経営者の思いが詰まっていた。

 

■特異な経験を活かすならAO入試!

Q:なぜAO入試に特化した受験を勧めるのですか?
ー自分自身がAO入試も、一般入試、海外の大学受験もしているで、”得意なことを活かすことができる受験方法はAOだった”という経験からのアプローチをしています。

Q:現在のAO入試は具体的にどのような内容が一般的ですか?
ー【英語資格+小論文か面接】【英語資格+高校の成績】というのが主流です。例えば、早稲田は高校の成績は必要ではなく、上智は高校での成績が必要になってきます。ただ学部によって方式も異なるので各大学の各学部によってそれぞれ違う対策が必要です。

Q:なぜ帰国子女はAO入試だと受かり易いのですか?
ー大学側が国際的な視点から見る日本に関する問いを出題してきます。私が受験した時は、「シルバー民主主義についてどう思いまか?」”少子高齢化が進んでいる日本を、どうやって世界で活躍させていくか”というテーマでした。日本だけしか見ていない子には書けないです。“海外育ちでボランティア活動をたくさんしている人にはAO入試が向いている”という感覚が正しいかもしれません。

 

■カギとなるのは英検(実用英語検定)

Q:御社の英検に特化したオンライン塾クラウドEnglishの塾長、相佐優斗氏が書籍「3か月で英検準1級をとる」(幻冬社)を出版されました。英語資格もTOEFLなど色々ある中、英検を重視されているのはなぜ?

ーAO入試で必要な英語資格は英検です。GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)、関西でいえば関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に受かりたいなら準1級が必須です。帰国子女の英語力はスピーキングとリスニングのレベルが非常に高い一方で、リーディング、ライティングは全然できないという場合が多い。これをカバーするのが講師と1対1だからできる演習力。クラウドEnglishでは「超演習型授業」と呼んでいます。

Q:日本語での会話があまり得意ではない生徒さんにはどう対応している?
ー講師は全員、問題なく英語を話しますので、その場合は英語で対応します。

 

”ひと家族”に1人のコンサルタント
生徒さんの人生の目標に寄り添う個人指導

Q:教材はどんなものを使っていますか?
ーオリジナルの教材は用意しておらず、レベルや需要に合った教材を提案しています。

Q:枠にとらわれず、あくまでも個人個人に合わせるという方針がいいですね。
ー帰国子女入試をしたい生徒に対しては、帰国子女入試を突破したチューターが付くため、実体験ベースでしっかりと指導できる人員を配置しています。それに、月々で面談を行うコンサルタントが、各家庭に付きます。面談だけでなく、親御さんともLINEでこまめに連絡を取り合っています。例えば「今度このスピーチ大会に出ようと思っているんですけど」という相談がきて、「とてもいいですね」というやり取りとか。

Q:志望大学合格者の親御さんたちの傾向はありますか?
ーありますね!まず、そういった受験情報を集めるのに親御さんが前のめりであるということ。受験時に作成するポートフォリオのために、「子どもの活動の記録」としてどれだけ写真を持っているかなど大きく影響します。弊社では、ボランティア活動のイベントを主催もしています。そういった経験を通して「どこの大学に行きたい」だけではなく、例えばパラリンピックのボランティア活動を通して、「日本のバリアフリーの行き届いていない現状に気づいて、●●の大学へ行って、●●を学び、日本のバリアフリー事情を変えたい」と大学受験の先の目標につながるんです。

 

 

Q:とはいえ、現行の海外での学校の勉強と帰国後の大学進学を視野に入れた受験勉強や課外活動を両立するにはかなりの時間や労力を費やすのでは?
ーだから一般入試のための受験勉強はしなくていい!自分の得意な分野でその時間をもっと有効に使ってほしい。ですから、うちの生徒さんたちはみんな楽しそうにやっていますよ。

 

生徒さんたちが最初に書く英検や大学受験への合格宣言には必ず合格後の目標がある

帰国子女で見事難関の志望大学へ合格した生徒さんたちの声

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