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車の盗難、4500台に急増
市長、AirTagを無料配布

ニューヨーク市のアダムズ市長は4月30日、車の盗難対策としてアップルの「AirTag」活用を呼びかけ、一部地区で無料配布すると発表した。
市内での盗難車数は4月23日までに4492台。昨年同時期は3966台で13%も増加した。今年1月には覆面パトカーが一時盗まれるという事件まで発生した。アダムズ氏は「車の重窃盗が市内の犯罪件数を引き上げている」とコメント。「AirTagは追跡デバイスとしては効果的だ」と説明した。AirTagは誰も分からないところに付着が可能。車の所有者は携帯アプリで紛失の通知を受け、リアルタイムで戦略的に追跡ができる。ニューヨーク市警はブロンクス区第43分署など、車の盗難事件が多発している地区で500個を無料配布する。このAirTagは非営利団体「ベター・ニューヨーク協会」が寄付したもの。市はAirTag購入のための寄付金を募っている。
TikTok上には、USBケーブルで現代自動車や起亜の車を盗む「チャレンジ」が投稿されている。アダムズ氏はこれも盗難車増加の一因だと指摘した。ニューヨーク市警によると、昨年12月、現代の車が104台、起亜の車が99台盗まれた。昨年9月にはそれぞれ21台、7台に過ぎなかった。(4月30日、ニューヨークポスト)

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