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「生きることをあきらめない」
YOSHIKI初監督映画、NYで初公開

YOSHIKIファンのニューヨーカーが7日、タイムズスクエアの映画館に詰めかけた。YOSHIKI初監督の映画「YOSHIKI:UNDER THE SKY」が世界プレミアで上映され、YOSHIKIが上映後に舞台からQ&Aに応じた。
YOSHIKIは「今も子どものころの自殺願望の強い自分があるけど、ファンと友達と死者に生かされているのは奇跡」と率直に語った。彼の音楽から発信されるポジティブなメッセージとも共鳴しており、ファンから大喝采を受けた。
映画は新型コロナのパンデミックの最中、サラ・ブライトマンなど10のアーティストやグループと彼の曲でリモート共演。子供時代に父親、X JAPANではHIDE、TAIJIを自死などで失ったが「死者が残したものを伝え続けるために生きる」と、音楽活動に没頭する自らの
姿をドキュメントした。他界したHIDEに捧げるEndless Rainには拍手が湧いた。
ファンからの質問で「世界は不幸に満ちているけど、何か一つでも良かった記憶を語ってほしい」と質問されると、YOSHIKIは「Here(ここだ)。こういう瞬間をこれからも創っていこう」と答えた。

YOSHIKIは9月14日、ハリウッドを象徴するTCLチャイニーズ・シアターの祝典で、日本人として初めて自身の手形・足形を刻む。過去100年間、マリリン・モンロー、ジョージ・ルーカスなど300人の偉才が祝典に選ばれたが、日本人が初めて仲間入りする。
10月28日にはカーネギーホールでアルバム「YOSHIKI Classical」10周年を記念して、オーケストラコンサート「REQUIEM」を行う。
チケットはこちらから
(文と写真 津山恵子)
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