ロシア外相、中東大使らと会談

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共同通信
ロシアのラブロフ外相=10月、北京(タス=共同)

 ロシアのラブロフ外相は1日、モスクワでアラブ諸国の大使らと会談し、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議した。ロシア外務省の発表は、イスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘による死者が約1万人に達し「前例がないほど緊張が高まっている」と指摘した。

 ラブロフ氏は早期停戦を求め、民間人保護、国際人道法の順守や人質解放を求める原則的立場を説明。パレスチナ国家創設によるイスラエルとの「2国家共存」に基づく和平プロセス再開に向けた環境整備を訴えた。アラブ側も中東諸国が主導的役割を果たす調停枠組みの必要性を強調したという。(共同)