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空輸の馬、コンテナでジャンプ
貨物機、JFKに引き返す

ジョン・F・ケネディ(JFK)空港を離陸した貨物機の中で、馬が専用コンテナから飛び出すという事件が9日発生した。
この貨物機はエア・アトランタ・アイスランデック航空のチャーター便。ベルギーのリエージュに向かっていた。高度3万1000フィートに達したところで、パイロットが「飛行には問題はないが、馬をコンテナに戻せない」とボストンの管制塔に連絡した。
この馬は同機が輸送していた15頭のうちの1頭。離陸直後の乱気流に驚いてジャンプ。前足が柵の向こうに出て、後足がコンテナ内に残るという中途半端な状態で動けなくなった。狭い機内で柵は開けられず、1000ポンドの馬を持ち上げることも不可能だった。
結局、同機はJFK空港に引き返えした。馬は重傷を負っており、安楽死させざるを得なかった。動物の輸送や検疫の責任者、ジョン・キューティチェリ氏は「毎年数千頭の馬を空輸している。長年この仕事をしているが、こんなことは2度目。とても残念だ」と話している。
ただ、機内で動物が脱走することは珍しくない。今年10月も、バンコク発のジェットブルー航空旅客機内で、手荷物からカワウソとネズミが逃げ出して大騒ぎとなった。南アフリカでは猛毒のコブラがパイロットの体を這い上がり、緊急着陸している。(15日、CNN)

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