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NY紙、秩序保った乗客・乗務員を称賛
炎上する日航機から「奇跡の脱出」

日本航空(JAL)機と海上保安庁の航空機が羽田空港で衝突した事故を巡り、炎上する旅客機から367人の乗客を18分間で無事に避難させることができたのは、訓練の行き届いた乗務員と最新鋭機に加え、乗客の秩序が保たれていた事にあると、ニューヨークタイムズが3日、称賛した。
新千歳発JAL516便は2日午後5時47分ごろ、羽田空港に着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突して炎上。乗務員らは、最も安全と思われる3つの非常口から367人の乗客全員を緊急用スライドを使って一人ずつ降ろし、無事避難させた。ほとんどの乗客は、携帯電話だけを持って脱出した。15人が負傷したが、重傷者はいなかった。
訓練の行き届いた12人の乗務員による明確な指示、1万2,000時間の飛行経験を持つベテランパイロット、先進的な航空機の設計と素材に加え、乗客が冷静に指示に従った事が今回の結果につながったものと考えられる。インタビューに答えた乗客は、「悲鳴は聞こえたが、ほとんどの人は冷静で、席を立たずに座って待っていた」と話した。
エアバス社によると、A350-900型機には4つの非常口があり、機体の両側にスライドが装備されている。通路の両側には、床照明が設置され、機体の大部分には耐火性に優れた炭素繊維強化複合材が使用されているという。
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