対ロシア強硬派で決選投票へ

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共同通信
大統領選のイベントで隣り合うアレクサンデル・ストゥブ元首相(右)とペッカ・ハービスト前外相=28日、ヘルシンキ(Lehtikuva/Markku Ulander提供・AP=共同)

 【ヘルシンキ共同】フィンランドで28日、昨年4月の北大西洋条約機構(NATO)加盟後初となる大統領選が実施され、即日開票された。大勢は同日深夜(日本時間29日朝)にも判明する。出馬した9人はいずれも隣国ロシアに強硬姿勢を掲げており、当選に必要な過半数の得票に届く候補者はおらず、上位2人が2月11日の決選投票に進む見通し。

 事前の世論調査では、与党第1党、国民連合で欧州の軍備増強を訴えるアレクサンデル・ストゥブ元首相(55)がわずかにリード。3度目の出馬で、NATO加盟に注力した緑の党のペッカ・ハービスト前外相(65)らが追う展開だった。