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食べる物がない公立校カフェテリア
予算カットで「児童虐待同然」

ニューヨーク市の公立校は2月に入り、生徒の好物をカフェテリアのメニューから削った。市の予算カットのあおりだ。その実態を調べてみた。
サウスブロンクスの高校4年生、アレック・ロペスさんは、チキンテンダーとフレンチフライを食べようとカフェテリアに行った。しかし、両方とも見当たらない。サラダにしようと思ったが、それもない。「結局何も食べず、その後は空腹でやる気が失せた」と話す。陳列棚は空きが目立つ。数だけではなく、量も少なくなったと指摘する教員もいる。保護者からは「児童虐待ではないか」との声も上がっている。
ロングアイランドの食品メーカー、インターナショナル・フード・ソリューションズ。生徒に最も人気のある食べ物の1つ、鶏肉ダンプリングを毎月200万食分生産していた。このダンプリングがメニューから外された。最高執行責任者のカーク・ジャウド氏は「35万ドルの在庫を抱え、従業員のレイオフも検討中だ」と語る。
市教育局(DOE)は昨年11月、6000万ドルの食費予算削減を決定した。当初、市議会に対し「連邦政府の補助金で穴埋めできる」と説明していた。DOEの広報官は「今も生徒の好物を提供している。カフェテリアで食べる生徒は減らない」としているが、説得力に欠ける。公立校での食事がさらに先細る懸念も出ている。(6日、チョークビート)

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