札幌市教委、いじめ報告書再公表

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共同通信
札幌市内で開かれた市教育委員会の記者会見=14日午前

 札幌市立中1年の女子生徒=当時(12)=が2021年、いじめを受けて自殺した問題で、市教育委員会は14日、被害の実態や学校側の対応に関する調査報告書を再公表した。自殺の数カ月前、他の生徒からSNSで「死んで」などとメッセージが送られていたことが新たに判明。報告書はいじめに当たる「攻撃的なメッセージ」と認定している。

 市教委は報告書で、小学校時代に「髪の毛を引っ張られた」「他の児童の家で人形の手か足を切るよう強制された」「複数の男子に絵の具で服を汚された」などの行為も開示した。昨年12月21日に公表した際は黒塗りにしたが、生徒の両親の代理人弁護士が記者会見で明らかにしていた。