自動車大手、春闘要求書を提出

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共同通信
今春闘で、ホンダの経営側に要求書を手渡す本田技研労働組合の幹部(右)=14日、東京都内

 今春闘で、トヨタ自動車やホンダの労働組合が14日、要求書を経営側に提出した。車メーカー大手の労組はこの日一斉に要求を提示。産業の裾野が広い自動車業界の賃上げ交渉が本格化する。物価高が続く中、各労組は最高水準の要求を掲げており、好業績を踏まえての経営陣の回答が注目される。部品メーカーなどに賃上げの流れが波及するかどうかも問われる。

 トヨタ自動車労働組合は好業績や物価高を踏まえ、比較可能な1999年以降で最も高い水準となる賃上げを要求した。トヨタは「自動車産業全体の競争力の向上や持続的な成長など、経済の好循環につながる議論をしていきたい」とのコメントを出した。